バタフライキャブとスクリーミンバタの整備と取り付けて試走

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昨年末に入手したジャンクキャブ3つ。なかでも1983のバタフライキャブは随分と出てくるのを待った。バタフライキャブは最初期の1976~1978前期(シングル引き)と1978後期~1980 1981~に大別される。エボが出てくる1984になるとVOES配管が追加される。1981以降は加速ポンプのノズルとかフロートボウルの形状が違う。

エボ用のスクバタはショベル用のマニホ付きのフルセット。TM40は多分ショベルに乗り味が合うなぁと思い購入

作業は全部、去年末の話です

全部ジャンクなので、中身チェックと整備を行う。TM40はミクニなのでまた後で整備


振っても音がしないので加速ポンプノズルのチェックバルブが固着しているようだ。前回はノズルを外し洗浄したが今回はマジックリン原液ぶっかけてゆがいてみた。化学反応は暖かい方が促進されるので。10分くらいゆがいてから取り出して、水洗い。振ったら音したので固着は取れたようだ。


エボ用のスクリーミンバタフライキャブ。ショベル用と比べるとマニホールドへの接続部が違っていることがわかる。


上が19811984以降、下が1978後期から1983までのフロートボウル。加速ポンプノズルが違っているのと、フロートボールパッキン形状が違うのがわかる。


ガソリンホース接続するインレットは大抵樹脂がひび割れていてガソリン漏れの原因になっている。みたらやはり割れていたので真鍮のインレットに交換

インレットの交換についてはコチラの記事を参考に


サクッと古いインレットを外した。


加速ポンプのダイヤフラム入っているところのOリングも全部交換。ダイヤフラムは使えそうなのでそのまま。2個Oリングをつけているけど、1個は不要。76-78前期まではポンプへ入る、ポンプから出るの2系統通路があったけど78後期以降は入る出るを1個の通路でこなしているので。ちなみに76-78前期までの加速ポンプボディはアンドリュースのハイフロー加速ポンプボディと同じ。スクバタとかフロマスとかも2系統なので、ポンプに燃料が溜まる時間が短い。

スローの入るところはゴム栓27385-76で塞いでおく。ゴム栓入っていないと、ここからガソリン吸い上げてガスが濃くなるのでダメ


フロートボウルのガスケットもJAMESの新品に交換


インレットを挿入。インレットをコールドスプレーで凍らせてから入れた。縮むから比較的入れやすくなるよ。


ミクスチャの調整ネジ。Oリングは新品に交換。ワッシャはこれだけでは出てないので無くさないように注意。ネジの先端は、Oリング劣化しているのに調整してしまい、無理矢理締めて段付になってたりするものがある。そういったネジは交換

交換部品として社外品でミクスチャアジャストスクリューのセット(ネジとワッシャとOリング)が出ている(amazonリンク開きます)


バタフライキャブが4個に増えた。1個はamiくんが買ってくれた。1983だけ残して左側の2個は売り払おう。


車体に取り付けて各部固定。ガソリンホース接続してガソリンが漏れないことを確認。アクセルワイヤー接続して、加速ポンプが生きているか確認。


とりあえずエンジンかけたらすぐにかかった。最初EVS13Pノプラグをつけたけど反応悪い。ラフなアクセルワークすると失火する。次にBRISK LR15ZCを久々に装着。ラフなアクセルワークでも問題なく回転が上がる。

やはり失火しにくくなるようだ。


SJ70MJ165だと気持ち濃いかな。バタフライはホントスムーズに回転が上がる。クイっととひねればグッと出る。操作が楽しくなるキャブかな。

この過不足無く丁度いい燃料を燃焼室に送って爆発させている感は気持ちいい。無駄無理がない適当な性能は流石純正採用なだけはある。スムーズすぎて緩急無いのであまり一般受けはしないし物足りなく感じるとは思うけど、色々試した後は、バタフライが丁度いいと思ってしまう(個人的感想)

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seibi
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3 Comments »
  1. 丁度今日 スクリーミン取り付けてました。
    格安のハム缶をゲットしてなんとか付けてやろうと画策しましたが、
    かなり切った貼ったやらないと無理っぽいので、これも格安でゲットした
    EVO純正エアクリを付けて形にはなったんですが、油面が低い様で
    アイドリングが続きません。
    油面を上げるとオーバーフローするし
    一通り新品にして再挑戦するか最悪転売しようかと思ってます。
    だってハム缶付かないんだもんww

    コメント by 9D — 2018年1月4日 18:29
  2. 中古キャブは一筋縄ではいきませんw
    スクバタははまると楽しいですよ!そこを見つけるのが大変ですけど・・・
    点火時期から調整しなおしましたもの

    コメント by SAS — 2018年1月4日 23:41
  3. […] バタフライキャブとスクリーミンバタの整備と取り付けて試走 […]

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