KEIHIN バタフライキャブ インレット交換とガスケット類交換

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手持ちのKEIHIN バタフライキャブ、整備しているときに見つけたインレットの割れ。こいつはよく割れる。真鍮に交換する。
この動画を見ればどうやってインレットを外しているかわかるよ。
最初に元のインレットの向きがわかる画像を撮影。向きを間違えると大変なの。
プラスティックの部分をプライヤーとかで除去する。
タップを開ける。削りカスが出るんでフロートボールとかフロートバルブとかは外していた方が吉
サイズは1/4UNCが下穴追加加工しなくてタップが開けられるので便利
動画をまねしてインレットを抜き取る。ニップルとかをスペーサにすればいいかと。
結構削りカスが出るので、徹底的に除去する。残っているとオーバーフローとか詰まりの原因になって非常によろしくない。
掃除した後は真鍮のインレットを挿入。純正とかDSのヤツはすんなり入ったけど、精度がギリギリなのもあるんで、導入部で入らなかったら、インレットを凍らせるかコールドスプレーで冷やして、径を縮めてから挿入するとニュルっと入って気持ちいい。冷やしバメ。ベアリングレース挿入でも使える手。
インレット交換する前に、ゴムのシール類も交換しておいた。フロートボールのシールは年式によって3種類(たしか)ある。このKEIHIN バタフライキャブ、ボディは86年なのにフロートボールは83年までのやつだった。JAMESのガスケットに交換しておいた。
86のものは本来は赤い線で書いたような形状のもの。左の穴は加速ポンプ用だけど右はわからない。ボディ側に穴が開いてないし漏れ防止なのだろうか。また加速ポンプノズルの形状も86のものは細長いものになっている。
ボディの違いでは83のものは、チョークケーブルつけるタイコの位置が外側になっている。
86なので左の矢印部にVOES接続の取り出しフィッテイングが付いている。ゴム栓で塞いでおく。右はミクスチャー。時計方向に回すと薄く、反時計回りに回すと濃くなる。混合気の量を調整している。
加速ポンプのOリングも交換。(78後期からは1箇所でいいですよ。1個はつながっていません。)
で、全然話は変わるけど、昨日まで修理してて今日動かしたんでアイドリングを動画で撮ってインスタにあげた。コメントに「深い愛を感じます」っていただいんで、「ずっとコイツと一緒でした。コイツは自分の分身なんです。コイツのエンジンは自分の心臓なんです。自分が死ぬときはコイツも死にます」っていう「ザ・コクピット 鉄の竜騎兵」のセリフほどの愛情はありますって返した。
久しぶりに観たけど、陸王の描写がマニアック過ぎる。自分が死ぬときは・・・ってのは戦地なので撃たれてってことなんだろう。現在なら自分が死んだ後もエンジンは死なないし整備している限り引き継がれていくだろう。古代一等兵が運転を交代した後は涙腺がゆるんでしまう。
平和な時代のバイク乗りでよかった。ゴールから弾は飛んでこないから・・・

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インレットの交換は、一般的な整備書には「ショップに依頼」と載っているだけで
圧入が専門的技術を要するのか?と思い、トーチを使うと勝手に解釈してましたが
コールドスプレーとは真逆でしたね。勉強になりました。
またUNCのタップは身近に無いのでアストロ辺りで入手ですかね~?
商売柄(家具木工建具用金物全般)ミリ、インチ、せいぜいUNF程度なんで新鮮です。
>現在なら自分が死んだ後もエンジンは死なないし整備している限り引き継がれていくだろう
でも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160916-00000064-reut-eurp
孫の代まで乗れる(許される?)か判りませんねw
タップはM6でも大丈夫ですよ。ウチにあるタップとかダイスがインチサイズなのでそれで作業しただけです。
圧入は導入部がちょっときつめで入ればそのまま叩けばいけます。今回のは大きかったのでコールドスプレーで縮めました。
インチサイズのタップダイスセットはアストロで売ってますね。
ガソリン車、2050年までですって?? オブジェになるじゃないですか・・・
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