KEIHIN バタフライキャブ ショベルヘッド 取り付けと調整

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キッシーからテストのため借りてたEキャブを外した。アクセルワークへの追従性もよく、アイドリングで止まることもなく、クシャミすることなく、プラグがかぶることも無く、始動性も非常によく、優れたキャブだった。掃除して返却しよう。
マニホは本来Oリングいれるやつなんだけど、そのままイカリング巻いて使ってた。まねしないでね。
以前、掃除してメンテしてたKEIHINバタフライキャブを取り付ける(メンテしたときの記事)
バックプレートとステーをタイラップで結んで固定しておいた。マニホ入れるの面倒。最初にマニホだけ入れるようにしておくと楽チン。
で、エンジンかかった。割と問題なくかかったんでそのままハレまつ行こうとしたら、パンパンいってかぶる。さらにアクセルを開けるとかぶる。全然、セッティング出てない状態になった。
よくわからんのでとりあえずスローでも変えてみるかと、フロートボールを外してみた
これ、メインジェットじゃないかいな。ああ、だからアクセルあけるとかぶったのね。というか、下は割りと普通に走ってたぞ。
スローもついでに外してみた。55番ついてた。
え、55番?
ビッグツインは70番が標準。薄すぎる。手持ちの他のバタフライみたら72番がついていたのでそれを移植
スポ用とビッグツイン用の違い。スポ用は流速をあげるためベンチュリが絞られている。インレットは上を向いている。スローも55番とか薄い。
フロート見たらひび割れていたので、ハンダゴテで溶かしてくっつけておいた。いいか悪いかはわからない。
取り付けて走ったら、今度はフロートレベルが低すぎた。オーバーフローもしてたのでフロートバルブも交換してみた。フロ-トレベルはペットボトルなんかを利用して確認すればいいかと。こちらの記事にまとめている
最近は面倒なので、車体に取り付けてジャッキなんかで水平にして、フロート室を外してフロートを指であげてガソリンを止めてから、コックをオンにしてガソリン流す。ゆっくりフロートを下げていってガソリンが流れ出す位置を確認して調整。
フロート室を外してフロートのシャフトを固定しているネジを緩めるとフロートとフロートバルブとシャフトが外れる。シャフトは入っているだけなので落とさないように注意ね。で、金色の部品を少しずつ曲げてフロートバルブの位置を調整する。
スローは標準が70番だったので探したら出てきた70番に交換。メインは160番。黒いキャップをスローの入口に被せる。これが無いと正しいセッティングになってないので、ちゃんと走らない。
フロートを元の位置に取り付ける。指でフロート持ち上げてバルブがガソリン供給口を塞ぐようにしてコックをONにする。ガソリン漏れてきたらバルブが悪いか本体が悪いが、異物がかんでいる。
エアクリーナはS&Sのエアクリーナカバーつけたいのだけど、バックプレートがS&Sのはバタフライにあわない。そういえばとガレージ探したら以前入手したS&Sっぽいティアドロップのバタフライにキャブに取り付けられる、エアクリケースを発見。
取り付けてみたら、S&Sのものとは穴ピッチが違う・・・・
仕方ないので、付いてたカバーにしたけど”EAGLE SPIRITS”なのでV-TWIN製だわ。純正は”HARLEY-DAVIDOSON”って書いてあるもの。
一応セッティングはスロー#70、メイン#160でミクスチュア2回半戻し。ここで一番回転が高くなるから。ミクスチュアを回転させて一番回転が高くなるところを探せばよい。
20数年ぶりのKEIHINバタフライキャブの感想
ものすごくスムーズに回転があがる。レスポンスは非常に良い。下手に大口径キャブつけるよりいいかも。バッとアクセル開けても素直についてくる。Eキャブのようにドカンとくるような加速ではないけど、そこまで違いを感じられない。数値的にはやはり2速で引っ張れる速度はEキャブのほうが上だけど、レースなんかしない限り、バタフライでも充分楽しめるような気がする。
昔は全然スピード出ないし、乗ってても楽しくない感じだった。20数年で巡り巡ってカム以外は当時スペックに。点火系だけ現代仕様にアップデートした感じ。
点火時期調整と、点火系を正確なデジタルに変更、プラグを失火の少ないブリスクLGSプラグにしたことで、こんなにもスムーズに走るようになるのね。120km/hの常用域なら、バタフライキャブが一番扱いやすいように思う。

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