PMキャリパーオーバーホール
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フロントが引きずる。思い起こせば21年前にPMキャリパーをつけて一度もオーバーホールしていない。3年前にOHキットを購入していたが、忙しさにかまけ放置していた。ブレーキレバーを握っても少ししか握り代がない。明らかにピストンが戻っていない。ついでに5年間フルードの交換もしていないことに気づいた。さすがにまずいから、まずはキャリパーのオーバーホールから。
キャリパーをフォークから外す。
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ホース接続しているバンジョーを外し、キャリパーを取り外す。ホースはペットボトルの中に挿入。
ピンを外してパッドを外す。ブレーキパッドの交換はこちらにまとめている。
キャリパーを固定している3本のボルトを外すが、ロックタイト消費推進委員会の会員かと思うくらいロックタイトを塗りたくっているので中々取れない。
反対側の小さなキャップボルトが取れないので、湯せん。15分くらい煮立てた。おいしくなさそうな出汁が取れる。先日入れ替えたばかりのコンロなので汚すと、出汁を飲まされかねないので飛び散らないように注意。
煮立てても中々緩んでくれなかったので、おやぢさんにヘルプ。なんとか取り外せた。
二つに割れたので、キャリパーのピストンを外す。21年の汚れが溜まっているので、一筋縄ではいかない。ピストンキャリパーロックツールで外す。握ると外側に広がる。ピストンを接触するところは、ローレット加工といってギザギザの加工がされているので、内側に食らいつく。ねじねじしながら上に移動させる。エアツールがあったらもっと簡単にピストンを外せる。
ピストンが外れた。クアッドシールが溝に入っている。接続部にはOリング。これでフルードが漏れないようにしている。
シールからパッド側は汚れていて傷も少し付いている。
両方のピストンを外した。混ぜないように番号とか付けておく。
シールは竹串で外した。
反対側のピストンも抜いた。
ホローセットを外すと球が入っている。これでフルードを止めている。
ピストンはスコッチブライトで磨いておいた。
キャリパーのOHキット。アッセンブリルーブリカントも付いている。125×4のやつ。1600円くらい。
矢印が古いやつ。違いがあまりわからないが、わずかにエッジが落ちているような気がする。多分気のせい。
付属のルーブリカントをクアッドシールに塗ってキャリパーの溝に挿入。挿入したらピストンを入れる。スムーズに入ってびっくり。動きが柔らかいぞ。
片側できた。
反対側も同じように組む。キャリパーの汚れや、ローターが摺って出たバリをヤスリで除去。材質は多分アルミのA7075。
航空機の材料にも使用されている高強度の云々とよく書かれているが、鋼材屋に手配したら普通に手配できる。
Hv(ビッカーズ硬さ)で軟鋼が125 A7075は175で、生鉄より硬い。引っ張り強さも軟鋼が400N/mm2に対してA7075は560N/mm2。鉄の約1/3の軽さで強いのが出来るからA2017とかA7075は重宝される。材料費は高くなるけどねぇ。A2017はジュラルミン、A2024超ジュラルミン、A7075超々ジュラルミンと呼ばれている。A~はJIS規格で決まっている。海外では海外の規格の材料があるが近似の材料がある。
話をキャリパーに戻す。両方ともシールを入れ替えて、ピストンと組んだ。
Oリングも新しいのにし、パッドを組む。
合体。ブリーダースクリューも装着。
ボルトにロックタイトを塗布し締め付ける。パッドピンを挿入して折り返す。
完成。21年ぶりのOH。随分とピストンの動きが軽くなったよ。
ブログ村のクリックありがとうございます。なんとか10位内で留まってます。これ以上は厳しいみたい。
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へー。多国籍料理もされるんですね~笑 年末が楽しみですw
よし。年末にこれの出汁で作った鍋で歓待してあげるぅぅぅぅ
ヘッドあたりのお肉が好みです。楽しみ~
肉のタレはSAE50にしてあげます。フルシンセはもったいないので。