ショベルヘッドオーバーホール 腰下分解する

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ピストンをシリンダーに残してピンだけ抜こうと思ったんだけど、失敗してシリンダー抜いちゃった。極力、リングのあたりが付いている向きのまま組みなおそう。
ピストンピンプーラーは20年くらい前に自作したもの。当時はSST入手するのも手間がかかったので、ないものは作る精神で(笑
2万kmほど走行したんだけどフルシンセのREDFOX15W-50使用のためか、きれいなもんだ。
ショベルにはシングル50でないとダメという都市伝説 に書いたようにフルシンセは磨耗が少ない
ピストン抜いたらギアのナットを外す。専用工具使用したほうがいい。逆ネジなので時計回しで緩む
ピニオンギアもSSTを使用して抜く。リザーブバルブの入る面が荒れているけど、ここはオイルの圧がかかるところでもないしVENTが戻ってくる場所でオイルで膜あるし、そこまで荒れに気をやむ必要もないかなぁと個人的には思う。
ピニオンギアを抜いたら手前のキーを外し、カラーとオイルポンプのギアを抜く
ギア関係を抜いたら、クランクケース固定しているボルトとナットを全部抜く。一番上と下の2箇所はリーマーボルトで、クランクケースをHD社で加工する際は、ここのボルトを先に入れて位置を決めてから、シリンダの面とかフレームに乗る面、その他の加工をしているのでここに別のボルトを使用してはいけない。
左側から2箇所、ボルトで固定している箇所があるので忘れずに抜くこと。そして抜いたボルトは、どこから抜いたかわかるように分類しておく。
クランクケース分解完了
ロータを外す。専用工具もあるけど、ボルトねじ込んで引っ張たらローターは抜ける。磁力で引っ付いているだけなので、ある程度力をれて引っ張ると抜ける
ローターを抜くとステータが出てくる。ステータは動かない。エンジンが回転するとローターが回る。ステータはコイルになってて、ローターは磁石。コイルの周りを磁石が回転することで交流電気が発生する。交流はそのままではバッテリに充電できないので(バッテリは直流だから)直流に変換しないといけない。なので、レギュレターで交流を直流に変換してバッテリーに充電している。レギュレターでは14V程度になったらそれ以上の電圧にならないようにカットしている。カットする=熱に変わる。これが耐えられない熱になるとレギュレターがパンクする。
ステーターの配線が切れている場合は交換する。個人的には32Aは必要ないような気がする。交換するときに入手しやすければ32Aでも構わないかなとは思う。
ちなみに81-88までは22A レギュレターも22A用を使用すること。
70-75 15A
76-80 17.8A
と年式で発電量は違う。さすがに15Aとかは少ないかと思うが、81-88の22Aくらいなら問題なければ交換も不要かなと。問題あって交換するならアッセンで32Aもありかと思う
オープンだとシールはこれとは逆の向きに入る。自分のはクローズドなのでこの向き。
これが全バラの原因。ここを溶接切削加工するために、ここまで分解しないといけない。さー、これがどのように修正されるかな
右と左のクランクケースの合わせ目、古い液体パッキンを全部除去する
一応、光明丹を塗ってアタリを確認。穴部分が少し変形してたので変形部は修正して密着するようにしておいた
全部洗浄し家の中へw 汚いままだと家内に怒られる
ナイスな溶接と修正加工。ブラスト当てれば修正したこともわからなくなるだろけど、教訓のためこのままだ
実際はミッションと組み合わせた状態で、インナープライマリケースが取り付けられるかが重要だけど、まずは単体で穴位置が大きく狂ってないことを確認
5年前に試しに安いオイルホースをインナープライマリに取り付けたけど、やっぱりダメだ。そんなに曲げがきつくないベントのラインが振動と劣化で表面が割れた。安いのはやっぱりダメだ。サーモイド以外は使用したくない。

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