点火時期について

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ここのブログの検索で、「点火時期」を検索されている方が多い。遅いとどうなるか、早いとどうなるかを調べたいのだろうか。点火時期の合わせ方だろうか。いわゆる三拍子は、たしかに官能的でイメージするハーレーのサウンドはまさしくこのいわゆる三拍子だと思う。

三拍子は、リアが2回に1回失火する状態を作り上げてればよいので、燃料濃い目、点火時期遅めにしてやればショベルではいわゆるショベルらしいテンポを刻んでくれるようだ。

ポイントやダイナSなどのセミトラは進角が機械式、ガバナーで点火のタイミングを見ているので、センサープレートを点火時期が遅い方に回して固定してやれば回転数を落とすことが出来る。

センサープレート回して固定するので、回転数が上がった場合でも、MAX35度進角するはずが、30度も進角していない状態になる。

ショベルヘッドの点火時期を遅く調整しているDYNA-S

点火時期を遅くしたダイナS

ショベルヘッドの点火時期を適切にあわせているフルトランジスタ点火のセンサプレート

これが自分のフルトラ。2000回転でタイミングライトでタイミングホールから覗いて、点火マークが出てくる位置に調整するんだけど、キャブや点火系いじってたら変わるんで、目安くらいで。モジュールはエボのスクリーミン。

点火時期を遅らせれば確かに官能的なこれぞショベルといういわゆる三拍子を奏でてくれる。

が、しかし、これは点火を回転数があがったときにも遅らせていることになる。

エンジンの出力をええ感じにするには、「適切な混合気を適切なタイミングで適切な火花を飛ばす」ことだと思う。

点火時期を遅らせ三拍子にすることはこの適切なタイミングが外れることになる。

ショベルヘッドの3Dモデル 点火時期が正しい場合の排気

排気からみると、点火時期が適切な場合は燃焼し終わったガスが排気させるのだけど

ショベルヘッドの3Dモデル 点火時期が遅い場合は熱い排気が出て行く

点火時期が遅い場合は燃焼が終わりきっていないガスが排気ポートに流れ込むー>エンジン温度上昇、排気バルブ焼き付き(あくまで恐れがあるということ)

ショベルヘッドの3Dモデル 点火時期が正しい場合の点火タイミングとピストンの位置

適切な点火位置がこれだとすると

ショベルヘッドの3Dモデル 点火時期が遅い場合の点火タイミングとピストンの位置

点火時期が遅い場合は、このようになっている。ピストンが上がりきる寸前に火花が飛ぶ感じ。(エンジンの回転数により変わる)

一番ピストンがあがったときに点火してんじゃないの?と思うけど、プラグで火花が飛んで燃焼室内に爆発力が広がるまでにタイムラグがある。

なので、ピストンが一番上に来る前にプラグに点火するわけ。

回転数が上がると、ピストンが上下する速度は早くなるから、回転数が遅いときより早くプラグを点火しないといけない。これが進角。

ショベルヘッドの3Dモデル 点火時期が正しい場合の点火タイミングとピストンの位置

だから点火時期が適正だと、ピストンが一番上に来たとき(上死点)には図のように爆発が広がっている。

ショベルヘッドの3Dモデル 点火時期が正しいとピストンが下がるときに力が一番大きくなる

そしてピストンが下がると同時に、爆発力がピストンを押す。フライホイールの慣性力で回ろうとする力に爆発力が最大限に加えることが出来る。

ショベルヘッドの3Dモデル 点火時期が遅い場合はピストンが下がっても爆発が終わっていない

一方、点火時期が遅いとピストンが下がってから、爆発力が広がろうとするので出力はあがらない。

ポイントやセミトラで過剰な三拍子を出していると、上記のような状態になっているものと思われ、エンジンの持っている力を走るためのほうには振り分けていない。

また、プラグもかぶりやすくなる。三拍子出ている状態から適切な点火時期になおすと、プラグは焼けるようになる。そのようなこともあり、三拍子を狙っていると予備プラグがツーリングで必須になる場合もある。

自分も三拍子がよくて、出るようにしていた時期もあった。たしかに聞いてて気持ちがいい。でも走るとなんだかイマイチで、やはりショベルはこんなもんかというイメージがあった。

ところが速いというか通常走行域で調子よく走るLE爺さんとかの車両は三拍子とは無縁。色々聞いていると、点火時期を適正にするのは当たり前で、遅らせるなんてエンジンがちゃんと動くようにしてないのと同じといわれ、疑心暗鬼で元に戻していった。三拍子が出ているのは調子がいい証拠、という認識があったのも疑心暗鬼だった理由。

そして、色々調整し点火もフルトラにしてタイミングも適正値より早くに合わせたところ、三拍子を出していたころより圧倒的に速くそして気持ちよく走れるようになった。

現状、Jカム、エボ用点火システム(モジュールスクリーミン)、スクリーミンキャブ(SJ62MJ152)、スプロケF24R49の1983後期以降ストックショベルモーターだけど、普通に2速80は行くし、車の流れ+αで高速も走行できる。

現在の高速交通事情でも普通に走ることが出来る。

三拍子は確かにいい。聞いてて気持ちいい。でも、やはり気持ちよく走れることを知った今では、三拍子を出すことで気持ちよい走りが阻害されるなら、あえて三拍子を選ぼうとは思わない。

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seibi
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6 Comments »
  1. 判っちゃいるんですが、気が付いたらプレートを左に回している自分がいますww

    Comment by 9D — 2017年5月2日 12:49
  2. 三拍子はやめられないんですねぇ~ 

    Comment by SAS — 2017年5月2日 18:28
  3. なるほど(^^)
    だから三拍子出してる車両はマフラーに焼け色が着くんですね(^^;)
    自分は気持ち良く快適に走れる方が良いです。
    走ってる時間の方が圧倒的に多いですからね(^^)

    Comment by AJ — 2017年5月2日 22:12
  4. プログラムで進角かえられるDYNA2000iとかPで、低回転時は進角少なく、
    通常走行時は進角適合にすると、三拍子出るし普通に走れる仕様を作れますよ~

    Comment by SAS — 2017年5月2日 22:46
  5. 美味しいとこ取りですね(^^)

    Comment by AJ — 2017年5月3日 00:02
  6. […] というわけで、DYNA-Sでも違いが体感できることがわかった。このとき、初めてお会いしたtakdrixさんのFXSにも装着したが、takdrixさんは違いが体感できなかった。点火時期についてで点火時期が遅くしてあった車両だ。恐らく点火時期を遅くしていると、出力が減るので体感できないのだろうと推測。 […]

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