果無集落から龍神へ向けて~酷道425 死にGO!~

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果無集落も見終わったので龍神へ向けて走り出した。国道425号。紀伊半島を横断しているから便利な道を思うこと無かれ。いわゆるこの道は酷道と呼ばれている。別名「死にGO!」だそうだ。酷道マニアでは無いが、奈良の山奥、309号行者還りトンネルあたりもよくFLHで走りに行ってたので、普通に走れるだろうとこのときは思ってた。googlemapで確認すると、311で大周り距離にして倍を走るのに時間は6分違いだ。425号、速度が出せないのがよくわかる。平均時速30km/hだな。
廃屋発見。いい味が出ている。東邦生命の看板が出ている。1999年に倒産しているので彼これ20年ものか。
このときは全然余裕だったなぁ。道も一車線だけど比較的広いし・・・ まだ普通に走れる。
多分、車同士なら対向が厳しい道幅だろう。杉木立の中を走るのは気持ちいいが、登りで更に西日が目に飛び込んでくる。西に向かって走っているからだが、西日が目に入ったあとすぐに杉木立の中に入ると、道の状況が見えない。
この道は非常に状態がいい。西日にさえ気をつければ充分走れる。
問題は・・・
こんな道。別にこの場所が特別そうだったわけでなく、カーブも関係なく、枯れ葉が道を覆っている。嫌杉。カーブでタイヤが乗ったら大変だ。ついでに落石も多い。尖った石がいたるところに落ちている。道の段差も20cmくらいあるところもあり、間違ってそこを進むルートを走ると車体下部を道路にぶつけることになり、下手すればエンジンに当たって目も当てられない状況に。
当然、こんな山深い場所なので携帯の電波は届かない。何かあっても助けを呼べない。すれ違う車はほとんどない。何かあっても発見されないかも。まさに酷道の名に恥じない道路だ。
20kmくらい走っていい加減疲れたので休憩した。車体下部に杉の枯れ葉をくっつけている。幸い酷道のトラップを全て回避できたので車体に傷は無い。ただ落石をいくつか踏んでしまってタイヤに跡が残ってしまった。尖っている石が多かったので、パンクでもした日にゃ目も当てられない。標高が高いので広葉樹のエリアに来たら紅葉が楽しめる。走行中はそんな余裕はないが。
川沿いで景色がよかったので止まって撮影。車も来ない。人もいない。川のせせらぎだけが耳に入る。半クラッチ多用のため左手が痛くなってきた。「転落死多発」て立て看板がカーブの度に立っている。ガードレールなんかないし、たまに路肩が崖下に落ちているところもあった。夜は絶対走りたくない道だ。
もうすでにツーリングじゃなく修行だ。ストイックに悪路を楽しむ。全身を使ってバイクを操作する。速度は出ないが、道路状況を一瞬で判断し最適ルートを常に選んでいくというスポーツ的感覚を最大に研ぎ澄まし道を進む。ちなみにバイク5台とすれちがったがSTREET750が唯一のハーレー。あとはタンデムのスポーツタイプとすれ違ったがナイスなデートだ。私が女性なら惚れる。
やっと40km走破し深山荘に到着。酷道を満喫できた。車体も無事だ。ただ寒い。ここで日帰り温泉に入って体を温めよう。
深山荘、400円で温泉に入れるからここを選んだ。だが、人の気配が無い。玄関に入り、すみまーせんと声をかけるとおばさんが出てきた。日帰り温泉入れるって聞いたんですが、と言うと、今日はやってないんですよ~って。まじか。ここで休憩するつもりだったのでテンションだだ下がり。仕方が無いので龍神温泉元湯に行こう。
深山荘から少しいくと天誅倉があったので見に行った。天誅組が自首してこの倉に幽閉された。
このあたりは二車線道路なので普通に走れる。普通に走れるって素敵。何はともあれ、425を無事走破できてよかった。中々、走り応えのある道だったわ。
つづきは明日。

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国道じゃなくて立派な林道ですねw
まだ舗装されてるだけマシやで。ひどかったけどw
30年以上前、この辺りをZⅡにカミさんとタンデムで松阪を目指して走りました。
地図で見ると近いけどウンザリする程の峠道でかなりの距離があり閉口しました。
9Dさん、先日はお疲れ様でした!
地図で見たら紀伊半島横断しているから近道♪とか思ってしまいますよね。吊り橋効果で奥さんとさらにラブラブになったことでしょう。
ハーレーで走るような道ではないことは確かです。
[…] また出たよ、龍神温泉。先月末に行ったばっかりだ。 […]
[…] 期待してた酷道308だけど酷道区間が短かった。秋口の枯葉が道を覆う頃は確かに死にかけるかもしれないけど、この時期は狭いだけでバイクなら普通に走れた。やはり以前走破した酷道425号が最高だ(いや最低なのか) […]