ウィーブ(ウォブル)の原因

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結論を最初に書いておく。ウィーブ(ウォブル)の原因はスイングアームのピポットシャフトの締め付け不足だった。

まずはウォブル(ウィーブ)発生までの流れを書いておこう

2014年10月のフロント周り整備

2014/10 フロントフォークオイル交換

ショベル リアサス交換

2015年7月 リアサスを交換。12.5インチになった。0.5インチリアが長くなった。

ショベルFLH リアホイール外しとスイングアーム分解

2015年9月にスイングアームのベアリング交換して組み立てている。この時点で多分締め付け不足

フロントフォークオイル交換+リアサス交換+スイングアームベアリング交換でもウォブル(ウィーブ)は発生していない。グラグラのスイングアームでもウォブルが出ていない。

フロント周りの一斉整備 その1 分解とホイールベアリンググリスアップ

フロント周りの一斉整備 その2 ステムベアリング周りのグリスアップ

ショベルヘッド フロント周りの一斉整備 その4 組立編 フロントフォーク

ステムを分解してベアリングのグリスアップをしたら

ステムベアリングナットの締め付けが弱くて

ウォブル(ウィーブ)が発生した。この時はステムベアリングナットの締め付けが緩いと思ったのだ。

これを締めたところマシになったけど一定速度以上出すとやはりウォブる

フロントフォークの平行を確認する ウォブルは消えるのか?

フロントフォークの平行も見たが問題なし

フロントタイヤ交換でウォブルが治るか??

タイヤも交換したけどウォブル(ウィーブ)は解消されない

空燃比計を取り付けるついでに色々手を入れる話 その3 フォークオイル交換など

フロントのフォークオイルが柔らかいせいだと思い、10番から20番に交換。

これまでしてマシにはなったけど、路面が悪いとウォブル(ウィーブ)が出る

ここでやはりリア周りが原因ではないかと思い、スイングアームのピポットシャフトを増し締めした。

これで随分マシになったが

信州ツーリング その9 東海周りで帰宅

この時、結構な速度まで出してアクセル緩めたらウォブル(ウィーブ)が激しくなって、真剣に振り落とされるのではないかと思うくらいの金魚運動。

アクセルを緩め減速したらウィーブが出たので逆に加速したら、ウィーブが収まった。

きっとリアサスが悪いせいだと思ってリアサスを交換

ウォブルの対策でリアサス交換

これでウォブルは消えた。完全に消えた。

ということはやはりリアが原因だったのか。

スイングアームベアリング交換時にピポットシャフト緩めだったんだけど、たまたまフロントの固有振動数が合わずに済んだので発散しなかったのか

フロント整備してカチッとしたらリアのグラグラが発散するようになってウォブルが出たのだろう

ということは、リアがグラグラする原因があるはず。これはリアサス交換でウォブルが出なくなったのだが、そもそもグラグラしているのを押さえないとだめ

で、問題の根本。スイングアームのピポットシャフトの締め付けが緩いと大げさに言えば図のようにアウターレースとコロの間に隙間が出来る

隙間が出来たら、図のようにブレる。ブレが原因でウォブル(ウィーブ)が発生する。

実際、インスタのストーリ(ハイライトに入れているので見れる。こちらが選んだ人以外見れないので、見たい人はインスタフォローでメッセージ送ってください)にアップしているが、スイングアームを動かすと軽い。テーパーローラベアリングの与圧が足らない。アカウント:sas_1983_

与圧というのはベアリングの両方を締めることでローラとレースを密着させる力のこと。強すぎると動かないし緩いとグラグラ

今回はグラグラで緩い、ベアリングの剛性が弱いのだ

”ウォブルはその車体の限界”とはよくいったもので、締め付けが弱いのでベアリングのところで剛性が低下しているのだ。

締めて締めて、ちょっと硬いかなぁから少し戻したところで固定しておいた。それでも締め付けトルクで言えば最初30Nm程度の締め付けを80Nmくらいまで上げた。そう、最初の締め付けが弱すぎるのだ。このせいで、剛性が失われていた。締め付けトルクはあくまで参考。本来なら、スイングアーム単独にしてスイングアームの端にバネばかりを引っかけて、1kgくらいで動くように予圧をベアリングかける(ピボットシャフトを締め付ける)

リアサスを剛性が高いものに交換したらウォブルが出なくなったことから、リアの剛性不足がウォブルの原因。その剛性不足の原因は、リアサスではなく、スイングアームのピポットシャフトの締め付け不足だった。

2年ぶりにウォブルが出ない車体にできたのだが、思いのほかキッチリとカチッとした乗り心地になった。

今まではなんというか腰が入っていない状態。力が逃げていってた感じ。リアサスをスイッチバックのものに交換することで、かなりカチッとしたのだが、ピポットシャフトを締めつけることでさらにカチッとした乗り心地になった。

おかげで山道でかなり倒し込んでも安定してカーブを曲がれるし、ヒラヒラと舞うように操作が出来て安定している。

ショベルFLHは見た目が鈍重だろうけど、カチッと組んでると全然軽い操作性。軽いのだ。

長かった。

エンジンからミッションから、点火からキャブから車体の整備から、20年近く弄り倒してようやくまともな状態に持って行けたような気がする

過去に何度も「今が最高に調子いい状態!ショベル最高」って思った瞬間があったが、全部今となってはまやかし、勘違い、バカ、アホ、全然ダメ状態だ

当時の自分の教えてあげたい

”君はまだショベルを知らない”と

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seibi
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5 Comments »
  1. だから、言ったでしょ!

    コメント by マツモトユウジ — 2020年3月30日 12:39
  2. ゆるゆるでしたwww ありがとうございます

    コメント by SAS — 2020年3月30日 13:15
  3. […] ウィーブ(ウォブル)の原因 […]

  4. SAS様、いつも記事を興味深く拝見させて頂いております。高知市在住のナカザワです。私もSASさんの記事に影響されてFXDサスを取付け、
    スイングアームのレース・ベアリングを今冬に交換しました。スイングアームのベアリングは恐らく出荷状態から一度も交換されていなかった
    為、交換当初は『スイングアームってこんなに動く物なの?』って感じで後輪の状況が今迄と一変する位、手に取るように感じます。
    しかし、どの整備書・ブログを探しても締付けトルク値は出てきません。ロックタブでナットを固定していても必ず緩みます。
    自分的にはきつく締めつけ過ぎる事にビビッていました。80NM程度で締めても大丈夫なんですね。参考になりました。

    コメント by ナカザワ — 2020年4月1日 18:21
  5. ナカザワ様
    コメントありがとうございます。
    スイングアームのピポットシャフトはトルク管理ではありません。あくまで参考として、自分はこれくらいのトルク値だったということです。
    リアサス外して、リアホイールのシャフトを外して、スイングアームがフリーで動くようにしてから、少し固く動くくらいまでピポットシャフトを締め込みます。そこから少し戻したあたりでOKです。ベアリングの与圧が重要になります。

    コメント by SAS — 2020年4月1日 18:37
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