ショベルヘッドオーバーホール ミッション分解編ロータリトップ
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このショベルヘッドの79後期以降のシフターはロータリートップと呼ばれているそうだ。構造的にはそれ以前もこれ以降もラチェット機構なので、どうもこのロータリーと呼ばれているシフターもラチェットという考えが強くて、ロータリと呼ぶことに慣れない
マニュアルには、79前期以前はドラムシフター、79後期以降はプレートシフターと記載しているのでコチラの方が自分にはしっくりくる。
早速ボルトを外してシフターカバーを外してみる
お初にお目にかかります。親父から譲ってもらってというか強奪してから25年。初めてミッションをあけた。意外にギアのほうは問題なさそうな・・・・
シフターカバーの内部。シフターカムが左右に回転することでギアチェンジできる。これはニュートラルの位置になっているので、ニューートラルスイッチがシフターカムのポッチに押されている。プランジャーはNの位置
シフターカムが左右に回転することで、シフターフォークが移動してシフタークラッチがそれぞれのギアに噛む様になっている。この薄いシフターフォークを見るとチェンジを蹴るような激しいチェンジをする気になれない。
スカベンジャーのスラストベアリング、スローアウトベアリングが無いことがわかる
カバーから出てきたのはE型止め輪だけではなく、スラストベアリングのリテーナも出てきていたようだ。ニードルローラーは見当たらなかった
ワッシャーも段が出来ている。多分、クラッチのロッドを押えすぎていたのだろう。スカベンジャーが回転してオイルが上に上がり、山形の斜めのところを伝ってスローアウトベアリングを潤滑するようになっている。
シフターレバーのピンが編磨耗していたので、抜いて反対向けて差し込んで再利用する
プレートシフター(ロータリトップ)カバーの上部にプラグがある。埋め栓?叩いて固定するプラグ。抜くときは穴をあけてこじて外して再利用不可と書いてあるけど、タッピングビスとスライドハンマーで外したら再利用出来るで、とおやぢさんに教えてもらったのもアフターカーニバル。もう外した後だった
プラグを外すとリテーニングリングという名の軸用C型止め輪が出てくる。これでシフターカムが抜けないようしている
リテーニングリングを外す。向きは逆に入っていた。リングはエッジが立っているほうを上にしておく
シフターシャフトカバーも外してシフターシャフトを抜いてシールも外す。何年も使っているのでこの際シール類は交換
シフターレバーがポールキャリアの赤い矢印の部分に入り、チェンジのたびにポールキャリアを回転させる。緑の矢印はポール。これがシフターカムの緑の部分のギザギザに噛むことで、シフターカムを移動させるラチェット機構になっている。
ポールキャリアには棒が立っていて、これが2個のポールキャリアスプリングで右左から押えられている。左右に移動してもバネでポールキャリアは元の位置に戻る。シフターカムはポールキャリガが元に戻ってもラチェット機構のため移動したところに留まる。
チェンジでポールキャリアが移動するたびにバネは圧縮する。そしてハウジングにすれたりして変形または折損が起きる場合がある。折れたりしたら、ポールキャリアが戻らなくなるので、シフトできなくなる。このバネが折れてしまうとレッカーのお世話になるかもしれない。そして変形していたのでこのバネも念のため交換する。
ミッション外したメインの目的はドレンのヘリサート化。ここはテーパネジ+ストレートネジではなくオネジも雌ネジもただのストレートネジ。オイル漏れはドレンボルトの面とミッションのドレンネジ部の面の密着で止めるのでヘリサート化しても問題ないと自分は思う。ガスケットをどうするかが問題かなと。
1/2ヘリサートは細目(20山)しかもっていないので調べるとneofactoryにエンジンオイルマグネットドレインプラグが1/2-20であったので、そのドレインボルトを使用するようにして、ヘリサートを挿入することにする
図で書くとこんな感じ。シール面が崩れていなかったらオイルは漏れないだろうと
次回へ続く
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