ショベルヘッドオーバーホール 4速トランスミッション組立 その1

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4速トランスミッションのメインシャフトの組立。ナット締め付けるのに、緩めるときは少し大きいあっていないボックスを使用したので丁度合うディープソケット、(ディープでないとシャフトがつかえて締められないので)、をストレートに探しにいったら、たまたまワゴンセールで300円という格安で売ってたので購入。70Nmでベアリングナットを締め付けた。
バイスでシャフトを挟んでトルクをかけろとマニュアルに記載されてたけど、70Nm程度ではキーはやられないと判断したのでクラッチハブとハブ固定ツールを利用してナットを締めることが出来るようにした。ワッシャのタブを起こすときにミスった。シールドを凹ましてしまった
シールド凹ましてしまったけど大丈夫かなぁと一抹の不安を覚えながら作業を進める。メインシャフト側のシフタークラッチには”HIGH”と刻印されている面を4速、メインドライブギア側に向けて組む。メインシャフトに3rd用のシムとリテーニングリングを挿入。リテーングがしっかり溝に入っているか確認する。抜けるとギアがロックして事故に繋がるのでしつこいくらいチェック
メインシャフトを叩いてベアリングハウジングをミッションケースに入れた。(これをしたせいで面倒なことになった。間違いなので真似しないように)
プレートシフターをニュートラル位置に合わせてゲージを合わせる
ゲージをミッションケース側に移動。シフターフォークの位置が決まりシフタークラッチが、カウンターの1速2速ギアの間、メインシャフトの3速4速ギアの真ん中に来ているかチェック。来ていなければシフタフォークのシムを調整する。
薄いシフターフォークがシフタークラッチを動かし、各ギアに噛みあってギアチェンジになるのだけど、シフターフォークの薄さを見てしまうと蹴飛ばすようなチェンジは出来ない。1速に入らないときは画像のようになっている。シフタークラッチの凸とギアの凸が接触している。これではいくらクラッチがスパッと切れててもギアは入らない。少し車体を動かして1速のカウンターギアを回転させて凹が来るようにしないといけない。
ベアリングをシャフトに挿入するときに力をかけていい場所は内側で、ダメなのは外側。外側に力をかけるとボールに負荷が加わりベアリングがダメになる
次に穴にベアリングを挿入するときに力をかけていい場所は外側で、ダメなのは内側。内側に力をかけるとボールに負荷が加わりベアリングがダメになる
先ほどミッションケースにメインシャフトを挿入するときに叩いたと書いたけど、叩いたら内側に力が加わるのでベアリングがダメになる。回した感じおかしいとは思わなかったけど、不具合起きてまた分解する面倒を考えると、もう一度ベアリング手配して組みなおす方が精神衛生上よろしい。ベアリングのシールドも凹ましてしまったし・・・交換したほうがすっきりするわ。
というわけで再度分解。ケースからシャフトが抜けなかったのでケースを軽く温めたら簡単に抜けた。これは熱膨張で穴が大きくなったから
メインシャフトからまたリテーニングリングを外してギア関係を抜いて、クラッチハブにキーとメインシャフトを挿入してハブロックツールで回らないようにして、ナットを外し、汎用ベアリングプーラでベアリングを外す
最初からきちんと組んでいればよかっただけのことなのにね。横着してはダメ。結局余計面倒くさいことになる。
つづく

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