ショベルFLH ワンウェイクラッチ故障 スタータギア

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ショベルヘッドのスタータギア、通称ワンウェイクラッチ。これが故障すると空回りするのでクランキングしない。まぁ、中古品の在庫を使ってたので壊れても仕方ないけど、どういう壊れ方をしているのかを知りたくなったのでカシメを潰して、中身を見ることにした。上の画像は分解直後の画像。
多分、バネがローラを押している構造になっているんだろうけど、5個中4個のバネが破損していた。
構造はコチラの画像のほうが分かりやすい。地面側がセルモータになる。下のローラが入っている構造を”ワンウェイクラッチ”という。片側はロックし反対は回転する。片側しか回転しないからワンウェイ。
ロック時の画像。外側の回転方向がセルの回転の向き。内側のローラがギアのシャフトをロックして供回りする。5個のローラーガシャフトに食い込みロックする。そうなるようにローラが入っている溝形状を加工している。
こちらが逆回転。シャフトが回転する。溝の部品が固定だとし、内側のシャフトが時計回りに回転すると、ローラーが広がる方に移動するので、シャフトのロックが解除され、内側のシャフトだけ回転する。
ギアが付いた内側のシャフトを挿入した画像。矢印部がローラ。
何故、ロック方向に回転しているのにロックしないか?ローラがある位置からはロックするけど、それより広がる方にローラがあればロックできない。位置をロック位置にフィックスするのにバネを使用しているが、このバネが破損すると、広がる方にローラが移動して戻ってこない。なので、ギアの付いたシャフトが空回りする。
じゃぁ、なぜバネが破損するのか?
始動時の点火時期が早い。ケッチンくらう状態。そのときにバネが縮む方向の過大な力が加わる。何回も加わると壊れる。よって、始動時の点火時期を遅くしてあげればいい。
スタート時は点火時期が遅く、3,000回転までわりと早く進角させたいとかになると、ガバナーなどの機械式進角や進角マップが固定のモジュールだと、丁度いい進角を作れない。
やはりダイナ2000pや2000iのように、進角マップを作れるモジュールを使用するのがいいように思う。
ギアのついたシャフトは、カップの中で半割りの板で抜けないようしていた。
で、なんで壊れたワンウェイクラッチがあんのかって話なんだけど、
まぁ、壊れてしまって空回りするんで交換しないといけないから絶賛分解中なわけですよ。ついでなんでハブも交換交換。

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