コンペンセータ交換だけのつもりが その2 クラッチワイヤーも交換

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コンペンセータを交換するだけなのに分解したらハブのスタッドが抜けてたので、予備のハブに交換した

ハブ交換したので、コンペンとかクラッチ周りを組んでいこう

最初にシャフトネジ部にロックタイトを塗布。前回塗りすぎて困ったことになったので、今回は3滴くらいと控えめに塗布

新品社外品のエクステンションとスペーサを先に挿入。次にスプロケとチェーンをクラッチシェルをまとめて挿入

新品社外品のスライドカムを挿入。カップとコンペンセータをかぶせてナットを締めこんで回り止めを入れてから110Nmで固定

クラッチシェルを掃除してから脱脂したクラッチフリクションディスクとスティールディスクを順番に入れていく。スタッドが取れたハブに入れたときはフリクションディスクの動きが渋かったけど、このハブに入れたときは動きがスムーズだった。こちらのハブで正解だろう。最後にプッシャープレートを入れて3か所のナットを締めて、バネが抜けないようにしていたワッシャを外す

クラッチワイヤーの位置を調整するまえに給油しておこうと、レバーからクラッチーワイヤーを外したらご覧のように切れかけていた

ジャンクスクリーミンモジュール(セレクタブル)修理して動かしたら・・・・

前回交換が2017/11で2年ちょっとしか持たなかった。やはり安物はダメなのかもしれない。

分解整備する前に操作していて、何かクラッチの握りがニュルっとなった感じがした。この感覚はワイヤー切れかけたときの感覚だけど、まだ交換してちょっとしか経ってないので切れかけでは無いだろうと思ってたけど、まさかの予想通り。同じ安いワイヤーを頼むのも怖いので、少し高くなるけどバーネットワイヤーを北川商会に手配した。

値段は安物の2倍もしないので、5年もったら問題ないや。

先にクラッチワイヤーを抜いておこうと思い、まず車体左側のワイヤーがねじ込まれているところからワイヤーを緩めて外しておく。1/2の短いレンチがあれば作業が楽。

さらにクラッチワイヤー交換するときに、調整しないといけないので、バッテリーキャリアは外してオイルタンクもずらして作業しやすくしておいた

クラッチのレバーからワイヤーを外しておく

手配したけど到着は2日後。それまでのアウタープライマリを掃除。以前購入していたプライマリーのガスケットとダービーカバーのOリングも交換。ダービーカバーのOリング?と思うかもしれないけど1984後期のアウターケースを使用しているので、ここはOリングに変わっている。ガスケットより使いまわしきくからいいかなぁと

ガスケットの取付面をきれいにして脱脂、ダービーカバーのOリング交換

ガスケットを取り付けアウタープライマリケースを取り付け。スターターの銅ワッシャは忘れずに

ボルトは軽く締め付けておく。クラッチ調整で何かあって外さないといけないとガスケットもったいないので締め付けないでおく。ついでなので、プライマリーケースを磨いておいた

バーネットのクラッチワイヤー到着。ワイヤーのより方が違うし太い

太さの違いが一目瞭然。しかしまぁ、給油しようと思ってよかった。引っかける部分をクニクニと動かしたら、さらにワイヤーがブチブチ切れたwww

バーネットワイヤーを先に車体左のメネジ部分にねじ込む。割と多く締め込んでおく

クラッチレバーにワイヤー先端の玉を引っかける。奥まっている部分なので、自分は長めのラジオペンチを使って引っかけている。

クラッチの真ん中のネジを締め込んでちょっと当たるところから少し戻しておく。これでクラッチワイヤーにテンションがかかる。かかったらレバーを握って固定。二人いるなら楽だけど一人でやるときはウエスなどでレバーを縛り付けて固定

幅が20㎜の板を用意。別に段ボールでも厚紙でもなんでもよい。これがレバーとミッション上の丸い部分に余裕で入るならOK

入らなければ

この部分を締め込んで隙間を増やす。その時、クラッチの真ん中のネジは緩めておき、調整が済んだら締めて少し戻す

調整の結果、幅20㎜の板がすんなり隙間に入るくらいになれば大体OK。マニュアルでは20.6mmとかなってるけど、目安なのであとはこまごまと調整してベストな位置にする。

クラッチレバーが動くとこのリリースフィンガーが軸を中心に回転してフィンガーの先端が動き

クラッチのプッシュロッドを押してクラッチが切れるんだけど、レバーの位置が悪いとリリースフィンガーの位置がまずくてレバーを握る力が多く必要になる。

フィンガーの丁度良い位置を調整するのが、

この作業。1979後期以降のプレートシフターはこの位置だけどドラムシフターはまた別なので注意

調整が済んだら、9/16のナットをロックしておく

最後にクラッチの真ん中のネジを締め込んで当たった位置から45-90度くらい戻してロックナットで固定しておく

プライマリーケースのボルトを14Nmで締める

プライマリーケースの締め付けトルク

マニュアルの値は間違えているから。大体M6くらいのネジを24Nmで締めるとか今思えば論外。プロならわかるわwwという言葉が今ならわかる。

あとはフットボードとかマフラーとか付けて完成

近場を軽く走行。走行時の音がものすごく静か。メカノイズが心地よい。トトトトトトと気持ちよい振動と相まってバイクと一体感を感じる。感想は

  1. クラッチレバーを握る力が軽い
  2. クラッチが確実に切れるのでスコスコギアチェンジ
  3. コンペン周りからの音が消えた

さて、これだけクラッチが軽くなると今までの重さを思い出して辟易する。リリースフィンガーの位置関係はいつもと同じ方法で調整しているので、やはりクラッチワイヤー交換の効果が顕著。

トータルで自分史上過去最高の出来。これはやばい。多分、ショベルはこうだっていう思いがある人からすれば、カスみたいな仕様だと思う。静かだし振動少ないし三拍子は刻まないし。そして、乗り心地はまるで国産車。とにかく静かにスムーズにエンジンが回り操作もカッチリとしワインディングも軽く安定してパスしていける。

「クラッチが重いんやけど」と相談したら「こんなもん!アメリカ人は握力が強いからこれで普通やで」と言ったショップがあったそうで(笑 よくまぁそんなレベルで店出来るなぁって感じで皆で唖然。

そんなところで高いショベルを買わなくてもあるところにはある、程度極上高純正度の1984前期FLHポリス

エンジン、ミッションは大丈夫そうなので触っていないけど、車体周りの整備はバッチリ。各部ベアリングは交換するところは交換、グリスアップを行ってクラッチ調整。やばいくらいにクラッチが軽い。

200中盤くらいの位の価格帯らしいのだけど、この価格帯で、ここまでオリジナル度高い国内正規モノのFLHポリスが手に入るなんて、個人的にはお買い得価格だと思う

また詳細はアップするけど、情報欲しい人はコメント書いてください

ショベルってクラッチ重いんですよね?とか100㎞だすとしんどいですよねとか、オイルはシングル50だとか、振動でミラーで後ろが見えないとか、プラグの予備が必要とか、これまで確認してきたけど全部都市伝説

ショベルは壊れるんじゃない。無知が壊すんだと過去の自分と照らして思った

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seibi
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2 Comments »
  1. クラッチハブ交換したら、プライマリーチェーンのアライメント見とかなあかんで

    コメント by マツモトユウジ — 2020年4月6日 03:52
  2. ありがとうございます

    コメント by SAS — 2020年4月6日 10:13
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