ハーレー ショベルヘッドエンジン組立 その2 【シリンダー、ピストン、タペット調整】

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ショベルヘッドのエンジン組立その2【シリンダー、ピストン、タペット調整】です。
エンジン組立その1【ロッカー、バルブ周りの組み立】はこちら
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シリンダーをパーツクリーナで洗浄してオイルを塗ります。
なくても入れれますがあると便利な
ピストンリングコンプレッサー。
あまり締め付けると、シリンダー挿入時に動かないので動く程度に締め付けてください。
ピストンリングコンプレッサーで締める前に、ガスケットの挿入を忘れずに。
お次はフロント。ベースガスケットを挿入。今回はメタルを使用します。
リアと同様に
ピストンリングコンプレッサーを使ってシリンダーを入れます。
ほい完成。このとき前後ヘッド排気側のボルトを入れておきます。
クランキングさせてセンター出しという話を聞きますが、効果が無いので止めます。構造上、ピストンとシリンダーの軸線は変わらないので入れたらセンターはあいます。
ベースのナットを定トルクで締め付けます。
その後、ヘッドガスケットを装着しヘッドを載せてボルトを定トルクで締め付けます。
ちなみにヘッドのボルトにアンチシーズなんか塗りません。
オイルを軽く塗布するだけで充分です。
プッシュロッドも入れておきます。Oリング類は新品に交換しました。
フロントの上死点を出します。
プッシュロッドを伸ばしていきます。これ以上伸びないところまで伸ばします。5分くらい放置しても指で回らなければ、少しづつ戻して指で回転する位置にします。放置するのはハイドロリックユニットのオイルを抜くためです。この地点から1・1/2回転戻してからロックします。
次にクランクを360度回転させます。排気のプッシュロッドはどうですか?動きますか?動いたら、360度回転させたその位置が圧縮上死点ですので、そこでもう一度プッシュロッドを調整してください。
排気上死点ではカムがプッシュロッドを押していて、圧縮上死点では押していないから、排気上死点で合わせると、圧縮上死点ではプッシュロッドが動くんですね。
圧縮上死点などの説明はこちら
プッシュロッドの調整の詳細はこちら
次にリア側をあわせます。車体前進方向にクランクを回して、リアの圧縮上死点を出します。
こんな感じですね。後はオイルラインとかエンジンマウントとか、キャブ,マフラー付けて完成です。
目玉からオイル漏れましたが、Oリングに交換して事なきを得ました。
バルブの摺り合わせしたので、一発一発の排気音が歯切れよくなりました。
フルトラなので、3拍子は望めませんがそれでも聞いていて飽きない、いい排気音を奏でます。
2日で大体を組み上げて、3日目は調整でした。
ちなみに圧縮はF11.5Kg/cm2、R11.0kg/cm2でした。

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